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2019.08.08 その他
【グローバル通信 vol5】カントー市投資促進セミナーに参加しました

ウォンズのグローバル事業の1つとして、カントー市の経済発展支援のため、日越文化交流ならびにビジネスマッチング・事業投資・M&A・人材マッチングを支援していますが、そのパートナーである投資促進センターが、日系企業に対するカントー市の投資促進主催のセミナーイベントをホーチミンで開催したため、ウォンズも参加いたしました。

カントー市投資促進センターとのMOU締結の記事はコチラ※

セミナーイベント当日は、150社の日系企業にご参加いただき、会場も満席になっています。

メコンデルタの中心都市であるカントー市の投資環境の魅力が高まっていることを実感させていただいています。
中でも、カントー市に投資をされて成功されている2社の発表は先駆者メリットと投資効果を実感できる内容だと感じました。

・大正製薬:ベトナムの大手有力国営製薬会社ハウザン製薬に51%出資し、医薬品を製造。
・トライオン:ベトナムで従業員900名で野球クラブ・ミットなどをOEM製造、輸出。

後日、2社様のインタビュー記事を日本向けカントー市投資促進ホームページで掲載させていただく予定です。

メコンデルタ地方における経済、化学、文化の中心都市であるカントー市の経済成長率は7.55%(ベトナム全国平均は6.81%)で一人当たりのGDP3,500US$です。

輸入額は450百万US$で、増加率5.17%2017年比)

輸出額は2,070百万US$で、増加率13.14%2017年比)

総小売額は5,400百万US$で、増加率12%2017年比)※ハノイ市、ホーチミン市の次です。

<産業>

1.米:年23回の収穫可能。
お米はカントー市の主要な産物のひとつです。年間総占領143万トン。年間輸出量は60万トン。直播から田植え方式への転換、農業機械の導入等、農業改革が進展することが期待される。

2.果物:果物栽培面積は18,436ヘクタール。年間生産量は111,525トン。
主な果物種類は、マンゴー、オレンジ、スターフルーツ、ポメロ、バナナなど。

3.野菜:工作総面積は13,777ヘクタール。
主な野菜種類は、きゅうり、トマト、ほうれん草、すいかなど。

4.水産業:養殖面積10,055ヘクタール。年間生産量は約218,000トン。
川魚を養殖し、それを収穫し、加工するのがカントー市の主な水産業。
食用ナマズに関しては、GAPSQFASCBMBなどの食器安全手順を遵守。

<製造業>

1.医薬品製造:国営企業の株式化投資で成功
大正製薬がベトナムの大手有力国営製薬会社ハウザン製薬に51%出資し、医薬品を製造。

2.繊維産業:歴史ある製造業
安価な地位銀と豊富な労働力を活用し、以前から製造業が盛ん。日本の縫製業の進出する有力候補地として期待される。

国営企業のVinatex Cantho

3.食品加工:地の利を生かせる食品加工
豊富な果物と海産物を活用し、食品加工業が盛んです。今後のこの分野の産業を発展させるためより高い技術をもつ日本企業との資本提携が求められます。

<観光業>

観光客:20188.42万人、2019年前半で4.9万人と増加中。

200の宿泊施設があり、うち5スターは3軒、4スターが4軒。
ゴルフ場も建設中。

<医療>

現在、カントー市総合病院内に日本医療機関の誘致を募集中。

メコンデルタ地方2000万人を支える医療技術とサービスの発展が求められています。

WONSはカントー市投資促進センターと日越投資促進支援分野で日本初のMOUを締結し、カントー市の投資促進情報サイトを開設準備中。

また、10月ハノイにベトナム現地合弁会社WONS JSC、カントー市投資促進センター内に駐在所を開設準備中です。

参照:Can ThoJapan Desk サブリーダー市川様による「貿易・投資におけるベトナムカントー市の潜在力と機会について」のセミナーより一部情報を抜粋。